再生工事進んでます..|静岡県浜松市の大石設計室は、民家工房法・伝統木工法を駆使した木造住宅・古民家再生を専門とした設計事務所です。「真壁造り」「土・紙・石などの自然素材」「住まいやすさ」など、古い民家に詰まったたくさんの知恵を受け継いだ「民家を継承した家」をつくり、次の世代に残していきたいと考える木造民家・古民家再生工房です。

再生工事進んでます..

2019.02.06

再生工事進んでいます...

その後お蔵の再生工事が進んでいます。各部分が解体されていくと想定通り..というところもあるけど、想定外に...という部分も出てきます。 その都度その都度ベストな方法を考え選択していくことになりますね。

土葺きだった屋根瓦は乾式工法にて葺き替えられていきます。 一枚々クセをとりながら..留め付け用の穴を開けてビス止めをしていきます...

すご~く時間が掛かりますがそんなふうに屋根ができてきます。 母屋の屋根もそんな様子をそぉ~っと眺めているようです...

2階では、野地板が新しくなり..補強の軸組が組まれ..新しい床板が張られ..仕上げに漆喰壁がきれいに磨かれ..梁や柱がオイルで磨かれ..美しく輝きだしています。

想定外に痛みがひどかった土台は、金物に頼ることなく木材の材積をふんだんに使って補強しています。将来的に古い土台の交換も可能になりますのですぐれた補修方法の一例といえますね...

大工さんの飾り彫りも各所に見られます... 絵振り板の彫り物に干支の いのしし を掘ってもらおうとデザインしましたが遅かりし..ちょっとお時間が掛かりすぎ間に合わなかった。残念...

家主さんもすごく再生を楽しんでおられるようですし、もちろん監督さんも大工さんも..
すごく素敵な現場です...

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