住まいと暮らしの省エネガイドブックその8..|静岡県浜松市の大石設計室は、民家工房法・伝統木工法を駆使した木造住宅・古民家再生を専門とした設計事務所です。「真壁造り」「土・紙・石などの自然素材」「住まいやすさ」など、古い民家に詰まったたくさんの知恵を受け継いだ「民家を継承した家」をつくり、次の世代に残していきたいと考える木造民家・古民家再生工房です。

住まいと暮らしの省エネガイドブックその8..

2019.01.29

暖房エネルギーを減らすその①...

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まずは暮らし方の工夫から暖房エネルギーを減らしてみようというお話しです。

晴れた日にはカーテンを開けて、太陽の日差しをおもいっきり取り込みましょう...
大きな窓からは電気ストーブ3台分くらいの熱が入ってくるようですね。 自然の熱源があればエアコンやホットカーペット、石油ファンヒーターなどの暖房器具を使わずに暮らすこともできそうですよ..

日射を取り込むだけでも¥2,500/年(1.0GJ)くらいの節約にもなりそうです。ホットカーペットや石油ファンヒーターなども使う時間がぐっと減れば¥6,000/年(2.3GJ)くらいの節約も期待できますので、カーテンを開けて暖房器機をつけずに暮らせれば3GJ以上の節約がみえてきそうですね...

そして太陽が沈んでからは、その窓から熱が逃げないようにしましょう...
大きな窓からはたくさんの熱が入ってきますが、逆に夜に逃げる熱の量も多くなります。 雨戸やシャッターを閉め、室内側ではカーテンや障子、断熱スクリーンなどを閉めるようにしましょう。

カーテンなどは断熱カーテンがあったり、カーテンレールにカバーをつけたり、カーテンを床に垂れ曲がるほどまでつけるなどして、熱が逃げるのを防いでみましょう.. そんな工夫で日射を取り込む工夫に比べて倍くらいの節約が期待できます。窓から逃げる熱量がすごく多いことがわかりますね...

我が家では、アルミ遮熱シートを窓の内側に立て掛けています。もちろん腰窓は床から立ち上げています..
冷気が入ってくるのも和らぎますし、アルミが輻射熱を反射してカーテン越しで表面温度も2~3℃違います!!
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こんなのもおすすめです...

まずはいつもより寒い日にそんな工夫をちょこっとやってみてください。 節約の度合いはその時点ではわからないと思いますが、暖ったかくて寒くない..っていう、こんなことでも快適じゃん!!なぁ~んて気持ちになれるかも..

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