素材を知ろう..|静岡県浜松市の大石設計室は、民家工房法・伝統木工法を駆使した木造住宅・古民家再生を専門とした設計事務所です。「真壁造り」「土・紙・石などの自然素材」「住まいやすさ」など、古い民家に詰まったたくさんの知恵を受け継いだ「民家を継承した家」をつくり、次の世代に残していきたいと考える木造民家・古民家再生工房です。

素材を知ろう..

2011.11.09

今回は 畳 をテーマに...

”素材を知ろう”の今回は「畳」をテーマに座談会を... ちょぴり畳の歴史にふれ、実際に畳づくりを体感してみました。 畳の制作工程をちょっぴり紹介しますね...

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左上から時計廻りに、①最初に畳床の頭(短手方向)を採寸寸法に切断する ②畳表を畳床に合わせます ③短手方向から畳表を縫い込んでいく ④次に長手方向へ、畳表と畳縁を縫い込んでいく.. ⑤長手方向の畳床を切断しながら畳表と畳縁を縫っていきます ⑥最後に畳縁を折り込み返し縫いをして完成 

畳といえば 畳床 ・ 畳表 ・ 畳縁 で構成されいますね。 畳床は最近ではすっかりタタミボードになってしまいましたが感触や丈夫さ吸放湿性からやはり 「ワラ床」 が良いですね... 

畳表は種類も豊富にありそれによりお値段もいろいろです。 2種類の畳表の写真がありますがどちらが高級なものかわかりますか...

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正解は 右 の写真.. ”色” と ”耳毛(織り込まれていない部分)の長さ” からも想像つきますね。 ちなみに値段は 左が2、500円 右は備後表で9、000円 ってところです... 畳表は湿気を嫌いますので、保管にはたいへん神経を使うようです。昔も今もアマ(小屋裏)や2階に遮光シートに巻き込まれて大切に保管されています...

畳縁については次の機会に...

畳表といえば 熊本の藺草(イグサ)を筆頭に大分や広島が有名ですね。 でも私たちの地元にもその昔藺草が栽培され ”大谷表” ”浜名表” や ”遠州表” があったんですよ。 細江には 「藺草神社」 なんかも現存しています...

そのあたりは後ほど...

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