暮らしの様子を..|静岡県浜松市の大石設計室は、民家工房法・伝統木工法を駆使した木造住宅・古民家再生を専門とした設計事務所です。「真壁造り」「土・紙・石などの自然素材」「住まいやすさ」など、古い民家に詰まったたくさんの知恵を受け継いだ「民家を継承した家」をつくり、次の世代に残していきたいと考える木造民家・古民家再生工房です。

暮らしの様子を..

2025.09.18

暮らしの様子を...

先日、今年の暑い夏の住まいの様子をうかがいに和田の古民家へおじゃましました..

  

  

  

  

  

温湿度のデータを確認してきました...

土壁の古民家を改修した和田の古民家。壁は既存の厚さ75mmの土壁の内側に厚さ45~75mmのポリエステル断熱材を充填し、可変気密シートを張り石膏ボードに漆喰塗り。土葺きの瓦屋根の室内側にアルミ遮熱シートを張り、天井に厚さ200mmのポリエステル断熱材を充填。床は基礎断熱化して、エアコンを併用してファン&ダクトを使い空気循環させています。離れについては、床については同様ですが、壁は既存の土壁のまま、天井には厚さ100mmのポリエステル断熱材を充填しています..開口部については既存の窓に内窓及びハニカムサーモスクリーンで窓断熱しています。

屋根と壁の土の熱容量の大きさと調湿性能を活かした断熱改修がされています。

離れは常時使用されていないの自然室温となります。主屋については、各室に居住しているときのみ間欠冷房されています。

データは今夏、最高気温となった8/30の前後3日間の温湿度になります..離れの方は外気温と並行して昇温していき、外気温が下がり始めても窓断熱の影響もあり30℃を超えているようです。特に1・2階共に西日を受ける間取り・つくりとなっていますのでもう少し日射遮蔽をしてみようかと思っています...

主屋の居間については、北側中の部屋になりますので、直射日光の影響を受けることもなく、屋根や壁の土の熱容量の大きさもあり室温は安定しているようです。在室しているときには、高所に付けたエアコンを28℃運転させることとシーリングファンを使うことで、最高気温38.9℃(浜松市瞬間最高気温40.2℃)の中も、室温は26.5℃と一定を保つことが出来ています...

DKについても居間と同様のようですが、データロガーの設置位置が窓とハニカムサーモクリーンの間となってしまっていることから日射の影響を受けているようです。お座敷については、南と西の広縁とつながりますので、深い軒とはいえ日射の影響を受けているようです...

  

  

  

  

  

全体的にも各室空間的にも大きな空間をもつ和田の古民家ですが、土の熱容量の大きさと調湿性能を活かした断熱改修はなんとか上手いこといっているようです..

最近のこの暑さでは致し方ないところはありますが、日射遮蔽やシーリングファン・扇風機の工夫でもう少しエアコンの力を少なく出来れば良いかなぁ..とも考えます。

またおじゃましますね...



 

 

  

  

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