鋏(はさみ)|静岡県浜松市の大石設計室は、民家工房法・伝統木工法を駆使した木造住宅・古民家再生を専門とした設計事務所です。「真壁造り」「土・紙・石などの自然素材」「住まいやすさ」など、古い民家に詰まったたくさんの知恵を受け継いだ「民家を継承した家」をつくり、次の世代に残していきたいと考える木造民家・古民家再生工房です。

鋏(はさみ)

2008.11.10

きぶねの家では、外壁の工事が始まっていました。

 

今回は、2階部分にGL(ガルバリウム)鋼板のスパンドレルを張っています。

 

スパンドレルというのは、角波トタンと同じような形状のものなんですが、

 

一枚の幅が狭く継ぎ目も角波の模様の中にとけ込み、継ぎ手の中で留めつけますので

 

釘頭も見えませんので、仕上がりもきれいで良いですね。

 

 

ここで使われているのが 板金鋏 です。  

 

 

この鋏にもたくさんの種類があるんですよ。 サンマ とか ペリカン とか.....

 

一般的なのが、直刃(まもと)といわれるもので刃がまっすぐなものです。これを ”サンマ” って呼ぶんだって。

 

丸く切るときに使われる 柳刃(やなぎば) 、刃が少し曲がっているもの...(一番下にみえるもの)

 

もっと小さい穴をあけるときに使われるのを エグリ って言うんだって。

 

あと、よく見かけるのが 掴み(つかみ) かなぁ。 (写真の左上に見えるもの) 刃がヨコに広くなっていて

 

板金をしっかりと掴み込み曲げるという作業に必需品の道具ですね。

 

その手前に見えるのが、同じ掴みの仲間で 口細とかヤットコ、コンパス...と呼ばれている道具です。

 

これらの道具を職人さんが使い分けて、みごとに仕上げていくんですね...

 

今日は、換気扇のパイプの穴をあけるところを拝見!  なるほどねぇ...。

 

”さすが道具だねぇ” って言ったら職人さんに、 ”腕があっての道具だよ” の一言いただきました...。

 

....確かに!

 

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