築後17年...|静岡県浜松市の大石設計室は、民家工房法・伝統木工法を駆使した木造住宅・古民家再生を専門とした設計事務所です。「真壁造り」「土・紙・石などの自然素材」「住まいやすさ」など、古い民家に詰まったたくさんの知恵を受け継いだ「民家を継承した家」をつくり、次の世代に残していきたいと考える木造民家・古民家再生工房です。

築後17年...

2009.04.05

築後17年のルーフバルコニーの改修工事

 

シート防水で仕上げた床なんですが、やはり経年劣化

 

によりシートの亀裂が出て来ましたね。幸いにも下地の

 

コンクリートの状況も良く、シートとの接着剤もまだまだ

 

しっかりしているので、雨の進入はまだ無い様子でしたが、

 

今回、全面的に補修をすることに...

 

現況のシートの上に、塗膜防水材を塗ることとしました。

 

下地処理をして、補強の布を張り、防水材を、そして最後に

 

仕上げ材を塗るという工程となります。

 

    民家の工房  

 

    民家の工房  

    民家の工房  

 

ここまでが、防水材を1回塗りおえたところとなり

 

この上にもう1回防水材を塗り、仕上げ材で完成となります。

 

こうして手を入れていけば、問題はないというものの

 

肉眼で内部の様子などがわからないというのは、

 

少し不安がありますね...

 

面積も大きく、部屋の上のバルコニーというのは、特にねっ。

 

建物は5年目、10年目、そして15年~20年目とメンテナンスは

 

必要となりますね。最近思うことは、やはり出来るだけ状態が

 

目で見てわかることが大切で、安心できることだと思いますね。

 

特に構造材については、当時ほとんど隠蔽されていましたので

 

どういう状態なんだろう... というのが実際のところです。

 

100年間のメンテナンス...ってのを考えると、家のつくりようも

 

簡単にそして自然にというところが、大切になってきますね...

 

 

 

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