住まいと暮らしの省エネガイドブックその13の2..|静岡県浜松市の大石設計室は、民家工房法・伝統木工法を駆使した木造住宅・古民家再生を専門とした設計事務所です。「真壁造り」「土・紙・石などの自然素材」「住まいやすさ」など、古い民家に詰まったたくさんの知恵を受け継いだ「民家を継承した家」をつくり、次の世代に残していきたいと考える木造民家・古民家再生工房です。

住まいと暮らしの省エネガイドブックその13の2..

2019.11.13

調理エネルギーを減らす...

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エネルギーの7用途...最後のひとつは調理(コンロ)です。

静岡県の平均的な4人家族のエネルギー消費量は約76GJ(ギガジュール)といわれています。そのうちの4%ほどが調理に使われてるエネルギーになります...

コンロを使う時間を短縮させて省エネを..というのがここのテーマになります。圧力鍋や電子レンジ、保温調理器を使うことが効果的だと言われていますね。そのたりをちょっぴりと..

圧力鍋を使うと、調理時間は1/3に、ガスまたは電気の光熱費は1/4になると言われていますね。

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「鍋帽子(なべぼうし)」って呼ぶんだって.. こんな保温調理方法を使ってる方もけっこう多いようですよ!!

下ごしらえに電子レンジを利用するってのも効果的。
野菜の下ごしらえに電子レンジを使うことで、時間短縮にもなりますし、ビタミンCの損失も抑えられる..といのもよく聞きますね。

ちょっと比べて見ましょうか
・葉菜(ほうれん草やキャベツ)だと、860円/年(CO2削減量14.3kg、原油換算だと6.32L)
・果菜(ブロッコリーやかぼちゃ)だと、930円/年(CO2削減量15.4kg、原油換算だと6.74L)
・根菜(ジャガイモ、里芋)だと、830円/年(CO2削減量13.9kg、原油換算だと5.45L)
このくらいの省エネになるようですよ..(100gの食材を、1Lの水(≒27℃)に入れ沸騰させ煮る場合と、電子レンジで下ごしらえした場合の比較)

もうひとつ
ガスコンロの場合、炎が鍋底からはみ出さないようにする。こんなことでも年間で、ガス2.38m3の省エネに(約430円/年、CO2削減量5.4kg、原油換算だと2.76L)。(水1L(20℃)を1日3回程度沸騰させる時、強火から中火にした場合)

鍋の水滴を拭き取ってからコンロにのせるとか.. 炎の広がりを抑えた高効率バーナーなども省エネ効果がありますね。

小さなことかもしれませんが、かしこく調理して毎日使うエネルギーを少しずつでも減らしてみましょう..



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