住まいと暮らしの省エネガイドブックその11..
2019.05.30
冷房エネルギーを減らす...
暖房エネルギーにつづいては夏のお話しです。
ひと昔前とは違い近年は暑さがきびしくなってきましたね。40℃を超えるような日も出てきましたので、昼間窓を開けて涼風を取り入れる...なぁ~んていってる場合じゃないかもしれませんが、そんな猛暑の時こそ少しでも冷房エネルギーを減らせるような工夫をしてみませんか。
夏の暑さを防ぐにはまずは太陽の直射光を室内に入れないことですね。太陽の光は室内に入ると輻射熱として家中を暖めてしまいます。冬にはありがたい光ですが夏には大敵です!!
窓や西日の当たる外壁などに、スダレやヨシズなどの日除けをつけましょう...これは室内に付けるカーテンやブラインドの3倍もの効果があるといわれています。太陽の直射光を遮断した効果は抜群で冷房エネルギーを半分にしてくれるそうですよ...
もうひとつは窓を開けて風を通す。最近の暑さはものすごく、なかなか外の涼風を室内に..なんて言うときが少なくなってしまいました。それでも夜に外の気温が室内より下がるころ、窓を開けて涼風を取り込んでみませんか。省エネだけではなく、就寝時の室内空気環境の改善にもつながりますので..
冷房の温度を28℃に設定する..というのも省エネの工夫として有名ですね。設定温度を下げてガンガン運転させるよりも0.3GJ(ギガジュール)の削減に... 電気量でいうと年間30KWh(700円程度)、Co2だと10.6Kgの削減になるようです。
ところでこのCo2の削減量ってどのくらいなの?
Co2の削減量1トンで換算してみましょうか。まずは1トンの量というのは、25mプールひとつ分の体積くらい..っていうと量はわかるかなぁ。じゃぁつぎに私たちがこの1トンを出すとしたらというと、家族4人で東京から長崎を往復したときにこのくらいCo2を排出しているんだって...さいごに木々が吸収してくれる量について。杉の木約71本が1年間に吸収するCo2量が1トンだそうです。
工夫してがんばって暮らしていると、お庭に大きな杉の木を1~3本植えているってことになるようですよ。
今年の暑い夏もそんな工夫して省エネでのりきっていきましょう...
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