住まいと暮らしの省エネガイドブックその11の2..|静岡県浜松市の大石設計室は、民家工房法・伝統木工法を駆使した木造住宅・古民家再生を専門とした設計事務所です。「真壁造り」「土・紙・石などの自然素材」「住まいやすさ」など、古い民家に詰まったたくさんの知恵を受け継いだ「民家を継承した家」をつくり、次の世代に残していきたいと考える木造民家・古民家再生工房です。

住まいと暮らしの省エネガイドブックその11の2..

2019.06.27

給湯エネルギーを減らす...

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今回は給湯エネルギーのお話し。

以前に私たちが生活するのに使っているエネルギーのお話しをしたこと覚えているでしょうか?
エネルギーの7用途ってのがあってその中のひとつに「給湯」がありましたね。この給湯の割合がどのくらいかというと、全体の21%で家電に次いで消費量が多い用途となっていました...

給湯といえば台所や洗面所そしてお風呂。なかでも消費量が多いのがお風呂ですよね。浴槽にお湯をためる..シャワーを浴びる..給湯器(ボイラー)を使って大量のお湯を消費しています。そこでそんなお湯を使う量をちょっぴり節約してみませんか...

まずは家族みんなが続けて入浴することです。たとえば子供たちは夕暮れ時に..旦那さんは仕事帰りの20時頃に..お母さんはみんなのお世話が終わった23時頃に...なぁ~んてなると、夏はまだ浴槽のお湯が冷めていても良いかもしれませんが、冬の寒い頃となると毎回浴槽のお湯を沸かし直して入浴ってなことになりますね。

そこで、家族が続けて入浴出来るような生活パターンが出来ると理想的ですね。なかなかお仕事の都合でそうはいかないかもしれませんが、せめてみんながそろっているときには続けてお風呂に入る習慣にしてみませんか...

みんなが間隔をあけずに入浴すると、ガス給湯器(都市ガス使用)で年間に39m3くらい、¥7,600.-/年程度の省エネになります。また、水から沸かすよりもお湯を張った方が省エネだったり、浴槽のフタも断熱性の高いものにして必ずフタをするってのも生活のルールにするのも良いですね。

次にシャワーヘッド。

Photo_20190627091501?こんな感じの止水ボタン付きのシャワーヘッドにして流しっぱなしにしないようにしてみませんか。シャワーをよく使う場合には効果抜群です。年間に600MJ(メガジュール)、都市ガスの使用量で13m3、¥2,500.-/年程度の節約になります。器具自体は安価で入手しやすいので半年でもとが取れるかも。ぜひお試しあれ...

最後に入浴とシャワーどちらがお得か?
もちろん浴槽にお湯をためずにシャワーだけで済ますのがいちばんの省エネですね。夏には良いでしょう...

浴槽1杯分のお湯の量は約200L(リットル)。シャワーを16分使う量とほぼ同じのようです(12L/分)。ひとりが入浴時にシャワー使う時間は約5分といわれています(連続して使うことは少ないので..)。ということは、3人X5分=15分≒浴槽200Lということになり、3人家族くらいまではシャワー入浴がお得。4人家族以上なら湯船+シャワーの混船入浴の方がお得になるみたい...

毎日のことだしたくさんのエネルギーも使うところですので、ちょっぴりの節約も大きな消費エネルギー&光熱費の削減になりそうです。
さっそく今宵からためしてみませんか...



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