百年住居る事業..|静岡県浜松市の大石設計室は、民家工房法・伝統木工法を駆使した木造住宅・古民家再生を専門とした設計事務所です。「真壁造り」「土・紙・石などの自然素材」「住まいやすさ」など、古い民家に詰まったたくさんの知恵を受け継いだ「民家を継承した家」をつくり、次の世代に残していきたいと考える木造民家・古民家再生工房です。

百年住居る事業..

2010.09.28

天竜材の家/百年住居る(スマイル)事業ってのがありますね...

地域材を一定以上使用した建物について、浜松市からの助成を受けられるというものですね。 1㎡当たり4000円が浜松地域材利用促進協議会を通して助成されます(上限は40万円)。

今回 やまぼうしの家 もこの助成を受けることにしました。そのため以前に紹介しましたように加工前に含水率や強度の材料検査を受けたというわけです。助成を受ける条件の中に、建築現場をPRの場として... というのがありますので現場には2本のノボリ旗と柱にこのシールが貼られていま~す。

毎月15棟ほどの募集がありますので ”木の家” を建てられる方は申し込みされてみてはいかがでしょうか...

今日は 検査機関の中間検査を午前中に実施。 

現場では 屋根の工事もあとひと息といったところ... 大工さんは外部と1階床の下地を施工中です。 サッシも現場に運び込まれてきましたので来週末には外の姿がわかるようになりそうです...

下の写真は床の断熱材です。この暑い季節ですが寒さ対策のお話しを少々..

今回はグラスウールの厚さ80ミリを採用しました。 通常より少しグレードを上げて、床下部からの冷えを抑えようというもの... 床表面の温度が2度ほど緩和されればと思っています。

この表面温度が少し緩和されることで、南面の幅高さともに大きな窓や2階から階段室を降りてくる暖かい空気をまんべんなく室内に広げることが出来るというものです。

これも 出来るだけ設備機器に頼ることなく暮らすためのひと工夫となります。 あとは大工さんの施工精度に期待!! 効果有りor無しに大きく影響しますからねぇ... 

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