木使い..|静岡県浜松市の大石設計室は、民家工房法・伝統木工法を駆使した木造住宅・古民家再生を専門とした設計事務所です。「真壁造り」「土・紙・石などの自然素材」「住まいやすさ」など、古い民家に詰まったたくさんの知恵を受け継いだ「民家を継承した家」をつくり、次の世代に残していきたいと考える木造民家・古民家再生工房です。

木使い..

2018.04.03

大工さんのきづかい...

外壁にヒノキの付け柱と付け土台を取り付けています。 今回は、そとん壁の下塗りの上に取り付けます...

ヒノキの隅木に空いた無数の穴は何だろう...


専用の道具でつくられる ダボ .. 付け柱と土台を留めるには、ボンドとビスを使います。そのビス留めの際、ビスを隠すために埋木をします。それが 「ダボ」 。

もちろん製品のダボがありますが、今回古色塗装をしますので、ダボの端口が見えていると塗料の吸い込みが違い色むらが出てしまいます...

そこで共材のヒノキの隅木からダボを掘り出す..このことでダボの表面が板目になりますので、表面の仕上がりが同じになりますね。これでしたら塗料の吸い込みも同じになり、色むらが出来にくくなります。

そんな大工さんの木使い.. やさしい気遣いが嬉しいですね...

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