出来てましたねぇ...|静岡県浜松市の大石設計室は、民家工房法・伝統木工法を駆使した木造住宅・古民家再生を専門とした設計事務所です。「真壁造り」「土・紙・石などの自然素材」「住まいやすさ」など、古い民家に詰まったたくさんの知恵を受け継いだ「民家を継承した家」をつくり、次の世代に残していきたいと考える木造民家・古民家再生工房です。

出来てましたねぇ...

2008.11.26

きぶねの家 へ行ってきました。 一週間前にはまだ下地の状態だったんですが、

現場に入ってみると、出来てる!出来てる!...

2階の床も壁も張り上がっていました。 OSCMの鈴木さんもびっくりだったようですね。

大工さん、仕事早いんですよぉ、そしてきれいで...、そしてすごく仕事に前向きで....

堀出大工さんにお願いして、ほんとに良かったと感じてます。

きぶねの家の2階は、寝室と子供部屋となる個室2部屋、納戸にトイレという間取りです。

当初計画の吹抜がなくなりましたので、なんとか1階(LDK)とのつながりを... と想い

居間につづくホールと階段室を吹抜空間とすることとしました。

寝室です。正面に見える窓の方位が東、右手の掃き出し窓はバルコニーにつづきます。

中央の船底天井(△の部分)は、間接照明とするため...

寝室ですのでこの手法が良いですね。

手元灯としては梁からペンダントをつるす予定。

寝室につづく納戸。となりの納戸とは上部が開放してあります。

天井の□は、点検口で穴あき合板とし通気の役目も果たしてもらいます。

窓の鴨居と軒先の高さが、同じくらいの高さになっていますね。

これにより、夏の日差しは遮り、冬の光は部屋の奥まで差し込む

という効果をもたらしてくれんですねぇ。

そのおかげか、寒くないですねぇ.... 1階も 2階も...

一日中日が差し込んでますので、部屋の北側でもへいきですよ。

現場進行中でこの状態なら....  設計は大正解でした。

子供たちの個室。中央奥が階段室&吹抜。

真ん中の柱にささる差し鴨居で二部屋に仕切られます。

階段室&ホールとの建具は壁の中に引き込まれますので、

開け放せば15帖ほどの空間になり、

階段室吹抜が下のLDKとつながるというプランです。

2階は13坪弱の大きさですが、それ以上の空間を感じられる...

という、良い事例の間取りじゃないかと思います。

先ほども言いましたが、 「冬暖かいすまい」 は成功だと言えそうです。

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