バルコニー..|静岡県浜松市の大石設計室は、民家工房法・伝統木工法を駆使した木造住宅・古民家再生を専門とした設計事務所です。「真壁造り」「土・紙・石などの自然素材」「住まいやすさ」など、古い民家に詰まったたくさんの知恵を受け継いだ「民家を継承した家」をつくり、次の世代に残していきたいと考える木造民家・古民家再生工房です。

バルコニー..

2011.01.15

足場が外された現場ではバルコニーを...

内部の漆喰塗りも終わり電気や設備機器の器具付けが始まりました。外部では木製のバルコニーを施工中です。このあとウッドデッキと木塀へと続きます...

「バルコニーは ”木” なんですかぁ..」 ってよく言われますが、そう ”木” なんです... バルコニーは建物本体とは別構造にするってのが基本です。 FRPやシート防水で建物と一体となったバルコニーが一般的なんですが、長~いスパンで見た時防水材の効果と細部の取り合いなどがちょっと心配なところがあり(もちろん建物の一部に入り込んだバルコニーのことですが..)別構造、そして ”木” にしています。

もちろん ”木” の処理は必要となります。 保護塗料の加圧注入のACQやDPSとか今回使用したウッドロングエコなどの現場施工の保護塗料を塗る必要がありますね。 湿気の多い場所や風通しの悪い場所ではおすすめできませんが、今回のように南面した場所でしたら木製バルコニーやデッキ・木塀などは問題ありません。

もちろん50年も60年もというわけにはいかないかもしれませんが、ちょこっとお手入れをしてあげれば防水したバルコニーとなんら変わらないですよ... 建物のメンテナンス時期を知らせてくれる役目も果たしてくれます。 

なんといっても外部でも木の感覚を味わうことが出来るなんて素敵じゃないですか。 というわけで木製バルコニーやデッキに木塀 おすすめです...

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