つくりがわかる...|静岡県浜松市の大石設計室は、民家工房法・伝統木工法を駆使した木造住宅・古民家再生を専門とした設計事務所です。「真壁造り」「土・紙・石などの自然素材」「住まいやすさ」など、古い民家に詰まったたくさんの知恵を受け継いだ「民家を継承した家」をつくり、次の世代に残していきたいと考える木造民家・古民家再生工房です。

つくりがわかる...

2010.03.30

家のつくりがわかるようになってきて..

鴨居や敷居がはめられ、床が張られ壁や天井のボードや板が張られ.. 今日はキッチンが取り付けられました。 吹抜のすのこのキャットウォークも姿を現し、だんだんいろんな仕掛けがわかるようになってきたみたい.. 

上左の写真は 本日取り付けられたキッチン..  さくら の模様がかわいらしい人大のカウンタートップでした。 上右は キッチンから食堂居間そして茶の間を眺める。 キッチンに立って茶の間の奥にあるコーナーの地窓からは、コデマリ・ドウダンツツジ・イロハモミジ・ヤブツバキがさりげなく季節を感じさせてくれる... 地窓としたのは道路を挟んだ隣家が見えないようにしたため。 もちろん吹抜からの光や中庭の木々も眺められる... ここに立っていたい..な~んて思えるキッチンなんです。 いつもここに立ってニヤニヤしています..

下の写真は 食堂上の吹抜.. 2階の寝室と子供室そしてバルコニーをつなげるキャットウォークは ”すのこ” としました。 すのこのすき間から入ってくる柔らかい日差しも良いが、すのこが落とす影がまた良い.. 手摺りがほしい?..って言ってた建て主さんも ”落とす影がおかしくなるからやめよう” ってことに。 

いろんな仕掛けが見えてくると楽しくなってくるみたい。 建て主さんだけじゃなくて大工さんも下職さんも ”な~るほど” って感じでねっ...  

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