古民家&床下エアコン..|静岡県浜松市の大石設計室は、民家工房法・伝統木工法を駆使した木造住宅・古民家再生を専門とした設計事務所です。「真壁造り」「土・紙・石などの自然素材」「住まいやすさ」など、古い民家に詰まったたくさんの知恵を受け継いだ「民家を継承した家」をつくり、次の世代に残していきたいと考える木造民家・古民家再生工房です。

古民家&床下エアコン..

2024.01.18

古民家&床下エアコン...

お引っ越しからひと月の暮らしの環境を尋ねてみました。

そうでの家は、古民家の床下を室内空間化して、外気を床下に流さないように気密して、床下エアコンと循環ファンで暖房しています。
そんな空間の食堂・居間・床下・脱衣室・2F個室それぞれの温湿度データを測定しています..

   

左側が室温で右側が相対湿度..

食堂と居間の常時居住室では、一日中20℃前後のようです。
2F個室はまだ居住をしていないので無暖房の空間。開け放していることもあり外気温の影響を受け朝方に15℃くらいまで下がっているようです。
北側の脱衣室は浴室と勝手口が隣接していますので、いちばん外気温の影響を受けています。浴室の窓を開けて換気扇を回していることもあり、外気温が氷点下になる頃に12℃くらいまで下がっているようです。出入り口の引き戸を閉め切っていることもあり、居間と吹抜の暖かい空気が搬送されていないことも重なっているかもいれませんね...

日中太陽の熱を目一杯取り込んでいますので、室内建具の開閉で北側の各室に熱搬送させるような暮らしを試してもらうことに。

湿度の方は最低ラインの30%を切ることは無いようです。現在20℃前後でTシャツで暮らしているようですので、室温を18℃くらいにすることが出来れば、湿度が40%前後に落ち着きそう...

床下エアコンのタイマーセットも出来ましたし、室内建具の開閉などと合わせ暮らし方のコツがつかめれば、もう少し快適性が増すかと思っています。
また様子をうかがわせてくださいね。

古民家&床下エアコンの暮らし悪くなさそうです...



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