間取り..|静岡県浜松市の大石設計室は、民家工房法・伝統木工法を駆使した木造住宅・古民家再生を専門とした設計事務所です。「真壁造り」「土・紙・石などの自然素材」「住まいやすさ」など、古い民家に詰まったたくさんの知恵を受け継いだ「民家を継承した家」をつくり、次の世代に残していきたいと考える木造民家・古民家再生工房です。

間取り..

2014.05.08

間取り(まどり)・・・部屋の配置(a)、設計段階におけるその行為(b)

辞書で引いてみるとそんな意味合いが... bの設計段階におけるその行為ってのが、”平面計画” ”ゾーニング” ”プランニング” ..などと呼ばれていますね。
間取りとは、建築物の「間」の「取り方」からきており、建築物の内部空間を壁や段差などで物理的に分割するやり方、分割されたそれぞれの空間に機能を持たせる方法とも言える。な~んていう小難し言い回しもあるよう...

日本住宅の間取りの文化的な思想からひとつ
日本では古来より女性の居住空間を、建築物の ”北側” や 入り口(玄関..等)に対して ”奥” になるように配置する傾向が強かったことから、妻の呼称として「北の方」とか「奥様」という言葉が生じたようです。この”北の方”が”北の御方様”から”おかたさま”そして”おかあさま”となり”おかあさん”と使われるようになったとのこと... また、女性の使用頻度が高い台所なども北へ配置されたようで、現在でもその名残はありますね。
陰陽道や家相の”鬼門”などもあわせて影響を受けていますが、現代社会には受け入れ当てはまらないことも多く感じられることもしばしば..です。

そうそう建築後に、”良い間取り”とか”間取りが悪い”とか”広い間取り” ”明るい間取り”...などの評価を受けることになりますね。
多々ある諸条件を機能的・文化、精神的・環境的に整理して要求に応えるべき「間取り」をつくるということは、小難しい言い回しのごとくたいへんな作業といえます。建築の始まりといえるこの”間取り”の時期をうまくスタートさせ進めることは建築後の満足度に直結すること間違いありません..

ということで、間取りを見ながら諸条件を整理し要望を満足できる”間取り”をいっしょにつくってみましょう...な~んていう 「間取り相談会」 をやります。 
これから..ただ今進行中..または建築中なんだけど..と進捗状況問わずですので、間取り一緒に考えてみませんか。
詳細はホームページの お知らせ から  ぜひ...

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