藺草神社..
2011.11.10
つづき...
浜名湖の北岸、都田川と井伊谷川の流域では藺草(いぐさ)栽培と畳表の生産が昭和40年代まで行われていたそうです。 栽培されていた藺草は備後藺(びんごい)と琉球藺(りゅうきゅうい)。前者は三ヶ日町で室町時代中頃から栽培が始まりのちに畳表は”大谷表””浜名表”と呼ばれていたとのこと...
後者は江戸時代中期に大地震があり水田が塩害を受けその対策として琉球藺の栽培が始まったそうです。のちに畳表は”遠州表”と呼ばれ各地に出荷されていたとのことで、農家には農閑期の重要な収入源になっていたとのことです。 この地に藺草栽培を薦め広めてくれた領主旗本の徳をたたえて 「藺草神社」 がつくられたそうです。
藺草神社は細江神社のとなりにあり、拝殿すぐ脇には琉球藺(七島藺とか三角藺とも呼ばれている)が栽培されていました...
上左が藺草神社、上右は拝殿右脇で栽培されている琉球藺.. 下の写真は 琉球藺から製織された ”遠州表” ... なんと実物です。
...と、たたみ屋さんから 藺草神社 へ足を延ばしてみました。 近くに 歴史民俗資料館 もあり畳表織り機なども見ることも出来ますよ...
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..と こんな感じで ”畳”座談会 を終えました。今回はたたみ屋さんから資料館までとほとんど一日がかりの日程でしたが いろいろな発見.. なぁ~るほど.. ということがあり楽しい時間ですよ.. 「素材を知ろう..」 今後は 建具や左官に目を向けようと思っています。 次回はぜひご一緒にいかがですか...
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