杉材選定..|静岡県浜松市の大石設計室は、民家工房法・伝統木工法を駆使した木造住宅・古民家再生を専門とした設計事務所です。「真壁造り」「土・紙・石などの自然素材」「住まいやすさ」など、古い民家に詰まったたくさんの知恵を受け継いだ「民家を継承した家」をつくり、次の世代に残していきたいと考える木造民家・古民家再生工房です。

杉材選定..

2010.10.14

天乾されている杉材を選びに...

化粧材の選定・番付けのため保管倉庫に出向きました。 木目や木肌、乾燥具合に強度を確認しながらの選定作業... 材木屋さんのプロの助言をいただきながら選んでまいりました...

左上から時計回りに、先月製材したてのも.. そして今年4月に製材したもの..  こちらが今回選定した昨年7月に製材されたもの.. 最後は一昨年3月に製材された杉材です。

年数を経過するごとに、表面は天日風雨に晒され銀白色に変化していますね。 こうしてゆっくりゆっくり乾燥されていくんです...  もちろん、表面を削り落とせば左上のような状態になりますよ。 このことで 色艶 を楽しめるんですねぇ....

そうそう選定の様子も...


木目や木肌から選びつつ、強度と含水率を確認する。 そんな作業を繰り返しながら選んでいきます。

天竜の杉は強い.. なんてよく言われますが本当ですね。 ヤング係数といって粘り強さを数値で表すものなんですが、ベイマツやヒノキなみのもの(数値で言うとE130やE110)がザックざっく出てくるんですねぇ... 驚きです。

これから寸法に合わせて製材され加工されることになります...

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