建築探訪in春野町..|静岡県浜松市の大石設計室は、民家工房法・伝統木工法を駆使した木造住宅・古民家再生を専門とした設計事務所です。「真壁造り」「土・紙・石などの自然素材」「住まいやすさ」など、古い民家に詰まったたくさんの知恵を受け継いだ「民家を継承した家」をつくり、次の世代に残していきたいと考える木造民家・古民家再生工房です。

建築探訪in春野町..

2014.06.28

エコハウス研究会の現場見学会...

2回目の見学会は春野町におじゃましました。
協働センターと福祉センターを見学...

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春野協働センターは
木造一部RC造2階建て免震構造の建物で平成19年に竣工...

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こちらは春野福祉センターで
春野産の杉磨き丸太と全面ガラス張りが特徴の建物...

そして丸谷先生が若いころ手掛けたという春野建設事業協同組合会館がこちら
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もちろん見学後は、川魚料理の夕食をいただき、夜の座学でみっちりと...

おまけ..
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横を流れる気多川では、鮎釣り名人でいっぱい... 釣り人の上流ではちょうど放流が始まったところで、漁協の人に ”これでつれなきゃやめた方が良いぞッ!!” な~んてプレッシャーかけられてました...

お時間ある方にはもう少し...

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RCとの混構造で吹抜の市民ホールは春野産の杉を主に金物工法による木組みが見え、
地下に潜ると免震構造の基礎を見ることができる..
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こちらが、全面ガラス張りの春野福祉センター。地階には温泉施設もあるらしい...
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どちらもRCとの混構造で地元産の木材が使われている建物。ガラス張りの外観は格好良く美しく目を引く建物です。でも温熱環境がどのくらい考慮されているかってところは少し疑問が残りますね...

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こちらが、丸谷先生が若いころ手掛けたという春野建設事業協同組合会館。もう30年以上経っているそうで、その後一度も手を入れていないという外皮ですが、サビナシルーフと深い軒の出によりとくに問題なく月日を過ごしてきたようです。
とくに外壁の杉板は素地で永い年月を積み重ねてきましたが、塗装しないことで表面が均等に経年変化しています。やはり ”木は塗装しなければ保つ” ってことがよくわかる実証です...

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