薄畳..
2018.08.01
畳をつくる...
畳屋さんに行ってきました。 客間の畳は、厚さが18ミリの目積縁無しタタミになります。これまでも何度かこの薄畳に挑戦したことはありましたが、やはり厚みがない分だけつくるのは難しいようです。とくに縁無しとなると余計に...
どうしても角の部分の折り返しが厚くなり段差が気になったり、畳表のしわが気になったりと畳屋さん自身もど~も納得いかないようでした。そこで今回はなんとか納得いく縁無しの薄畳をつくろうということで、いっしょに試行錯誤してきました...
半畳の縁無し畳を縫う新しい機械も入っていました... 今回は3X6のタタミですので残念ながらこの機械は使えず... 厚さ7ミリのタタミが縫えるそうです。
まずは折り目になる部分に水分を含ませて、畳表の目を柔らかくしておき、裏面に折り目を付けます...
折り返し寸法にあわせて裁断して、折り目を付けていきます。今回は畳表のい草がバラバラにならないようにガムテープで留めてみました... 二時間ほどしっかり水分を含ませていますので、い草はきれいに折れています。
こちらは水分を含ませていない状態の畳表を折ってみたもの。 やはり、い草が折れてきれてしまいますね...
しっかり給水されたい草は成形のためにたたいても大丈夫です...
和紙の畳表も試してみました。 和紙の方が扱いは楽よのうです...
そして畳床に縫い付けていきます。こちらが縫い上がった薄畳...
畳床への折り返し無く畳表を縫うことができましたので、6分(18みり)の薄畳の完成!! なんとかうまいことつくれそうな目処がつきましたので、敷き込まれるのが楽しみ...
縁付きにすればもう少し楽につくれるんだけどね...
「一本縁」ってな方法もあったんだけど、それはご勘弁を..ということでしたので、お洒落で粋な畳はまた次回に...
作業場いっぱいのい草の匂いが気持ちよく、時間を忘れて畳職人さんの技術をじっくり見せていただくことができました。すご~くいい体験とすご~く良い時間を過ごせました...
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