古民家再生|静岡県浜松市の大石設計室は、民家工房法・伝統木工法を駆使した木造住宅・古民家再生を専門とした設計事務所です。「真壁造り」「土・紙・石などの自然素材」「住まいやすさ」など、古い民家に詰まったたくさんの知恵を受け継いだ「民家を継承した家」をつくり、次の世代に残していきたいと考える木造民家・古民家再生工房です。

古民家再生

 

古民家と聞くとどんな景色が頭に浮かびますか?

かやぶき屋根、三和土土間、大きく曲がった梁や黒光する太い梁や柱、障子から差し込む明かりや組子細工の建具.. そんな空間に入ったとき、ふっと安心感を覚えたり、”あ~落ち着く..”という感覚を持ったことはありませんか?

現代の私たちの生活は、次々と新しいものが生まれ、ものすごいスピードで日々進化しています。いつでもどこでも瞬時に情報を得ることができ、何もかもがどんどん便利になる世の中の流れに乗り遅れることが不安と感じ、あふれる情報の中で何を選択すればよいのかに戸惑い、ストレスを抱える日々....

古い民家はそんな変化し続ける世の中の流れに乗ることなく、古き良き時代の持っている空気を醸し出してくれているのです..それが落ち着きや安心感を与えてくれるのでしょうね。

私たちはそんな古い民家の力を、現代にそして未来につなげていこうという想いで、古民家を保存というかたちではなく、使い続けてもらうという想いで再生を進めています。

古民家のちから

 

柱と梁で組まれた架溝

1.柱と梁で組まれた架溝

  • ・規則正しく組まれた柱と梁の構造強度が生命と財産を守る
  • ・その中の間取りは自由に変えられる
  • ・高温多湿の条件の中で手を加えながら木の腐食に対処できる

キーワードは
長寿命

自然素材

2.自然素材

  • ・屋根の茅は気化熱により遮熱し、厚みにより断熱する
  • ・土は大きな熱容量により輻射熱を遮り、吸放出性により調湿性能に優れ、通気性もある
  • ・木や紙も大きな吸放出性により調湿性能に優れる
  • ・土間は湿度変化の少ない大地とつなげる

キーワードは
いい暖涼感

手仕事

3.手仕事

  • ・木の年輪や木目、自然素材を仕上げる職人の手仕事は1/f特有のゆらぎをつくり出す
    これが「心地よさ」の正体だった...
  • ・1/f特性とは、自然界の動きは不規則なものと思われていますが、実は「調和のとれた不規則」であり、このリズムが1/f特性と言われています。

キーワードは
健康寿命

そして、そこに住まう...暮らす...ことで風土が生まれる。

そんなことが「民家のちから」と言えるでしょう。そこに現代のものを付け加え、住まいやすい魅力的な空間をつくり出し、子供たちが孫たちが「ここに住みたい」と思えるようになれば良いのですが....

古民家の活用をお考えの方に...

古民家鑑定(静岡古民家再生協会)をお勧めしています。

1.外側からコンディションを見る、2.内側からコンディションを見る、3.耐震性能を見る

といった古民家のコンディションを読み取り、良いものか?活用できるものか?見極めることでまずは第一歩を踏み出してみるのはいかがでしょうか...

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