表門..|静岡県浜松市の大石設計室は、民家工房法・伝統木工法を駆使した木造住宅・古民家再生を専門とした設計事務所です。「真壁造り」「土・紙・石などの自然素材」「住まいやすさ」など、古い民家に詰まったたくさんの知恵を受け継いだ「民家を継承した家」をつくり、次の世代に残していきたいと考える木造民家・古民家再生工房です。

表門..

2022.01.19

表門...

表門の実測調査におじゃましました。所々に見える手間を惜しまなかった先人のお仕事には感動させられるばかりですね..

  

  

  

  

  

  

今日実測調査した表門は、3間1戸潜り戸付きで、両脇に袖塀を構え、袖塀は右手に板張り塀、左手は現在建具も無く開放の潜り門となっている。表門は鏡柱の前後に控え柱を建てた四脚門、冠木に腕木をのせ両側に桁が掛かる棟門、棟の位置が鏡柱とずれ屋根が控え柱まで取り込む薬医門のような形式もうかがえる四脚門風の形式。両開きの板戸には、入八双や乳金物の装飾金物が付いています。桟側葺きの切妻屋根には、2本の風切りが付き、この巴と鬼瓦には家紋が入っている。軒は一軒で疎(まばら)垂木、化粧野地の軒裏というつくりとなっています。袖塀は、鏡柱から腕木を出し、この腕木に桁をのせ、厚板の化粧野地の軒裏に桟瓦葺きの形状...

  

  

  

穏やか日和とはいえ
この時期の調査はちときついですねぇ...


 

 

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